「てつがく」というと堅苦しい・難しいイメージかもしれません。
…ですが、実際の哲学カフェでは、お茶やお菓子を手に、職場から離れリラックスした雰囲気のなか、他の人の様々な考えに触れながら、自分の問いや考えを「それって、そもそもどういうことなんだろう」等と深めていきます。現場で「こういうもんだ」と自分を納得させていたことも、改めて問うてみて良い場です。
哲学の専門知識は必要ありません。
進行役がいます
こころカフェの進行役には、哲学カフェの経験が豊富な哲学者が入ります。発言の意味やつながりを確認したり、言いたそうにされている方に発言を誘ったりします。進行役がみずから議論の中心になることはありません。
医療者ではありませんので、現場で当たり前に使っている言葉や考え方が分からないかもしれません。
でも、そこがポイントです。専門の異なる者同士が、互いに理解できるように説明をするプロセスを通じて、「当たり前」を問い直すことにつながるのです。
テーマが設定されます
あらかじめ、具体的なケアには直結しない、少しだけ抽象的なテーマを設定しています。もしご希望がありましたらご提案くださっても結構です。
お名前やご所属は明かさなくて結構です
自己紹介の機会はとくに設けません。名乗っていただいても結構ですが、その場で呼んでほしい名前を、簡単に「〇〇と呼んでください」という程度で大丈夫です。
お茶やお菓子を手に、対話します
その日のテーマや他の参加者の語りに関連して感じていること、考えていることを、参加者それぞれが表現します。
他の方の語りを聴いてじんわりと考えるという形でのご参加もあるでしょう。全員が必ず発言しないといけないというわけではありません。気構えずにご参加ください。
なお、多少のお菓子をご用意しています。お好きな飲み物(ソフトドリンク)を各自お持ちください。
途中で休憩を挟みます。
対話の結論は出しません
こころカフェの対話では、結論を出しません。設定したテーマに対しての答えを出すこともしませんし、全員が合意に達する必要もありません。
対話のプロセスのなかで、その場にいる人それぞれが、自分の中の問いや自分なりの答えを感じ考えることを大切にします。