活動報告:12月15日(土)こころカフェ~テーマ:ケアの“プロ”になる、とは?~

 

日時:2019年12月14日(土)14:00~16:00

場所:大阪市立大淀コミュニティセンター 第4会議室

テーマ:ケアの“プロ”になる、とは?

ファシリテーター:中岡さん

今回のテーマは「ケアの“プロ”になる、とは?」でした。

参加者とメンバーを合わせて15名。看護、介護、ソーシャルワーク、カウンセリング、電話相談、服薬指導・・・など、さまざまな背景をもつ人々と哲学者2名で場が作られました。

はじめにアイスブレイクとして、メンバーがテーマに関して感じている疑問を簡単に話した後、進行役の中岡さんに対話のボールが渡されました。

 

じつは今回のテーマには2つの要素がありました。

「ケア」とは、「プロ」とは。

 

今回の対話のなかで分けて話されることはありませんでしたが、

  • それぞれの立場で思う「ケア」、実践する「ケア」と
  • それぞれの立場で思う「プロ」たるに必要な要素、「アマ」「一人の人間」との違い

といったことが、個々人の体験談と織り交ぜて語られていたように思います。

 

そして、そこには、

  • 求めている・やってほしいと相手が表現していることと、課題解決上乗り越えるべき(と支援者が判断している)こととが対立するケース
  • SOSが発せられないケース
  • 「支援“される”」ことへの抵抗 (対象者だけでなく、ケアを仕事にしている人も含め)
  • ケアをしていくプロセスで湧き上がる感情と、生じる関係性、そのマネジメント
  • ケアの限界(制度面で、役割の面で、一人でできる範囲の面で等)

など、仕事内容・立場を超えて、こころのケアに共通して生じる課題が絡み合っていました。

 

 

時々テーマを超えていろいろな話に発展し

2時間、ずっと白熱していつまでも話していられる感覚がそこにありつつ、時間で区切りました。

哲学対話は、特に結論やその場での答えを出すことはありません。

それぞれ、言葉に表現した以上のなにかが心のなかで動く感覚をもちつつ、散会しました。

 

次回は2020年2月29日(土)14時~、JR天満駅すぐの北区民センターで行います。テーマは「やさしさとは」。

ちなみに、その次の4月は新年度で諸事情のため、お休みです。