日時:2020年10月17日(土)14:00~16:00
場所:zoom(運営メンバーは関西,関東,東海地方からそれぞれ参加)
テーマ:やさしさとは
進行役:紀平知樹
看護職・コメディカルのための哲学カフェ。オンラインこころカフェ第2回を実施しました。
じつは,紀平さんが進行役でのこのテーマは「3度目の正直」です。昨年10月に企画し,大型台風襲来で延期,そして今年2月にはコロナで再延期・・・オンラインに形を変えて今回晴れて実施となりました。
全国各地から,看護,介護,生活支援,心理,福祉など様々な方がご参加くださりました。
「やさしさ」は,前回の「寄り添う」とも通じる内容ではありましたが,新たな発見のある対話となりました。
少しばかりご紹介しますと・・・
- 発する側と受け取り側とのずれ
- 「してあげる」(行為→やさしく「する」)の側面と,「穏やか」など(様態→やさしく「ある」)の側面
- 「やさしさ」と「甘やかす」,「お節介」の違いは・・・?
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- 未来を見据えていないと甘やかしに
- 相手のニーズへの合致がないとお節介,甘やかす
- 結果ではなく発信する側の思いがどうであるか
- 自分の側の気持ちがつよくなるとお節介に
- ケア側のパターナリズムか,自己選択か
- やさしく「ある」ことには,やさしいと「みられること」も一つの要素
- やさしさは愛情を含む
- やさしさは強さも含む
- 「後から考えるとあの厳しさもやさしさだった」等,時間的な変化
・・・成長,受け入れる側の変化 - やさしいと「感じる」の側面
- やさしく「する」側・「される」側のある程度の一致はある程度必要では
- やさしさは「想像力」ではないか
テーマは抽象的でも,具体的に掘り下げて考えていくことで,職種を超えた「ケア」に通じる何かが見えてきそうな濃い2時間でした。
次回は11月28日。テーマは「つながりとは」(進行役は三浦さん)です。
よろしければご参加ください。お申し込みは10月28日まで。